社会実装シミュレーション型プログラムが目指すもの
変化の大きなこれからの時代を生き抜くために欠かせない力を育む探究型学習。一方、その指導には多くの学校がお悩みを抱えています。
シミュレーション型教材である本探究プログラムは「地域活性化×最先端テクノロジー」をテーマにグループで会社を起業。自動で課せられるインプットとアウトプットのサイクルを回す各種ワークによって、実社会で求められる視点と自ら課題を発見し、学び、考え、判断し、他者と協働して課題を解決するための資質・能力を負担なく高めます。

社会実装シミュレーション型プログラムの特長
実社会で求められる視点と、自ら課題を発見し、学び、考え、判断し、
他者と協働して課題を解決するための資質・能力を負担なく向上
「地域活性化×最先端テクノロジー」をテーマにグループで会社を起業するストーリーの中で各種ワークを進めインプットとアウトプットのサイクルを回すことで、0から1を生み出す力とそのアイデアを実社会で実現していくための力を負担なく高めます。

生徒の探究力の成長を見える化し、
探究の効果を高める「探究アドバンス」
本プログラムには、探究で育む資質・能力とその成長の定量評価を実現する「探究力測定」と探究レポートの作成を通して学びをアウトプットする力を育む「探究Navigator」がアセスメント「探究アドバンス」として含まれています。


探究型学習やPBL型学習、上記の起業家トレーニング・プログラムなどに取り組むと見えてくるさまざまな課題
- 問いを立てられない、課題設定でつまずいてしまう
- 社会のニーズが分からないため提案ができない
- 効果的な情報収集の方法が分からないため不確かな情報を根拠としてしまう
- ありきたりなアイデアしか出せない
- グループでの議論が深まらない
本プログラムには、このような課題を克服するための「思考の型(フレームワーク)」を授業1コマから学べる「GROW Academy(コンピテンシー育成動画集)」も含まれています。
<特長>
- 24種類のフレームワークを、学校生活を舞台にしたアニメで学べる動画コンテンツ
- 1フレームワーク授業1コマで完結 (3分程度の動画を視聴した後、用意されたワークに取り組む)
- 学習指導案やワークシート付きで授業ですぐに活用できる
- オンライン学習コンテンツのため自学習でも活用可能
スケジュール

準備や指導を手放すことで生徒をじっくり観察しやり取りできるようになり、一人ひとりの成長が以前よりもよく見えるようになった
生徒が社会に出たときに求められる力を学ぶことができ、キャリア教育に深みが生まれた
社会課題や地域、そして自分の能力について生徒が目を向けるきっかけになった
生徒が自ら考え進めるコンテンツで、生徒の自己効力感が向上していると感じる
やる気を引き出すプログラム内容で生徒たちの取り組み方が受動的から主体的に変わった
それぞれの生徒が長所を生かして協力でき、「人間関係を形成する力」を育めたと感じる
普段の勉強だけでは身に付かない力だと感じた
同じ課題でも各班違うアイデアで発表を行っていて、新しい考え方をたくさん知ることができた
この授業で積んだ、人前で話したりコミュニケーションを取ってプロジェクトを進める経験を今後も生かしていきたい
意見や考え方を人と共有することで、より良い考えが生まれると実感した
ニュースなどに興味を持つようになり、「知る」ことの楽しさを知った
ただこれがしたい、だけでなく、実現するためにどうしたらいいのかをよく考えることが大切だと学んだ
活用事例

自走型探究プログラムと適切な評価がもたらす学びの最大化
三重県教育委員会(三重県立宇治山田商業高等学校)
[高校]
実社会で求められる視点と、答えのない問いに立ち向かう力を育む「社会実装シミュレーション型プログラム」を多くの県立高等学校で導入し、実社会とつながる探究的な学びを全県的に推進している三重県。2022年度までプログラム実施校である三重県立宇治山田商業高等学校で、2023年からは三重県教育委員会で探究的な学びに携わる福井先生に話を伺った。
よくある質問
「社会実装シミュレーション型プログラム」にはどの程度のコマ数が必要ですか?
導入時に探究に関するお悩みやスケジュールを伺い、学校のカリキュラムに合わせてカスタマイズしてご提案しております。
探究型学習で取り組んでいる課題がすでにある場合も活用できますか?
現在取り組んでいる課題に合わせ、プログラムの一部分だけを導入いただくことも可能です。ぜひ一度ご相談ください。
既存の探究プログラムや指導を大きく変えることが難しい中、どのように効果的に活用できますか?
すでにある探究プログラムを進める中で出会う課題を解決するための思考法を学べる動画コンテンツ「GROW Academy」や探究を通した生徒の成長を可視化する「探究力測定(「数理探究アセスメント」+「Ai GROW」)」、学びをアウトプットする力を育む「探究Navigator」などを状況に応じて既存のプログラムに組み入れてご活用いただくことも可能です。
地元と協働して地域創生人材の育成に取り組んでいますが、これに効果的に取り入れる方法はありますか?
本プログラムは「先端テクノロジーを活用して地域を活性化させるサービスを考案し、会社の価値を上げる」ことをテーマとしています。導入校の先生方からは、「生徒が自分の住む地域に目を向け、考えるきっかけになった」という声や、生徒からは「自分たちの考えたサービスならきっとこの地域を活性化させることができると感じた」という声もいただいています。導入校の中には、本プログラムを地域課題に取り組む学校独自のプログラムの事前トレーニングとして活用している例もあります。
前提知識や探究の指導に差がある中、校内でうまく足並みを揃えて実施できるか不安です。
必要な知識や考え方を生徒自ら動画視聴やワークシートを通して一から段階的に身に付けられるプログラムになっているため、生徒の前提知識の有無や先生方の指導経験を問わずご活用いただけます。
年度途中からでも導入できますか?
現在のカリキュラムやご希望スケジュールを伺い、カスタマイズして最適な組み込み方をご提案しております。
「社会実装シミュレーション型プログラム」の主な対象学年は?
主に高校生向けですが、中学1年生からでも利用可能です。